まだまだ忘れてはいけない病気の結核
日本は欧米に比べると結核は多いです。効く薬がみつからない難治性の結核もありますが、治療薬があるということで安心されている方もあります。しかし結核は過去の病気ではなく、しばしば現実として登場します。特にCT検査では小さな空洞も見つけることができます。空洞は大きさにもよりますが、空洞の存在は菌が周囲に拡散していた確率が高いことを意味します。空洞が見つかった時には古いように見えていても接触者健診の範囲を広めに考えないといけないこともあり、慎重な対応が必要です。年に1回は胸部のレントゲン写真を撮るように努めましょう。